HONEY JOURNAL

「非加熱のはちみつ」って何が良いの?

2022.07.27 | はちみつ豆知識

ハニーマークスで取り扱っているはちみつは、マヌカハニーも含めてすべて「非加熱のはちみつ」です。
この「非加熱のはちみつ」という言葉、聞いたことのある方も多いと思いますが、その良いとされる理由をご存知でしょうか。

 

加熱するとはちみつはどうなるの?

はちみつには特有の酵素や栄養素がたくさん含まれているため、その健康効果を期待して摂取している方もいらっしゃるでしょう。

たしかに、非加熱のはちみつには、花粉に由来するたんぱくやビタミンのほか、カルシウム、カリウム、鉄などの各種カリウムといった健康に必要な栄養素や酵素が含まれています。しかし、こうしたはちみつの酵素や栄養素は熱に弱いものも多く、50℃以上の高温で長時間加熱すると、本来はちみつが持つ栄養素の一部が死活してしまいます。また同時に、栄養素ばかりでなく風味も失われ、エグミが出てきて味も劣化します。

けれども、日本でははちみつの加熱についての基準がなく、表示義務もありません。

 

なぜ、はちみつを加熱するの?

栄養的にも味わいも品質が落ちるのに「なぜ、はちみつを加熱するのか」という疑問について、いくつか理由は考えられますが、いずれも「効率的に生産量を増やすため」。

日本では景品表示法の「はちみつ類の表示に関する公正競争規約」で、はちみつの組成基準として「水分20%以下」と定められています。
以前のJournal「はちみつは『花の蜜』ではない?!」でお伝えしたように、集めてきた花蜜は巣の中で蜜蜂が水分を飛ばして熟成することではちみつになります。しかし、蜜蜂たちが水分を飛ばしてはちみつにするには時間がかかるため、はちみつになるのを待たずに採取し、熱を加えることで人工的に水分量を20%以下に減らして糖度を上げる。蜜蜂たちは水分を飛ばす工程を行わず、また花蜜を集めに行って新しい巣箱に蜜を貯めるという、安く大量生産するための仕組みです。

短時間で効率的に水分を飛ばすために、はちみつの栄養素を保てない温度の熱が加えられてしまいます。

 

海外のはちみつ品質基準

古くから消費者対策として食品安全の関連法を整備し、近年は事業者に義務を課す法律をEU内で定めるなど、元より食の安全基準が厳しいヨーロッパ。「加熱したはちみつは、はちみつではない」と言われることもあるようです。

とりわけドイツでは、世界で最も厳しいはちみつの基準と言われる食品法「はちみつ純正法」によって、水分や酵素の含有量、加熱の基準などが定められています。自然豊かではちみつ作りに適した環境のルーマニアでも、ドイツの厳しい「はちみつ純正法」に則った審査をクリアし、EUでスペインに次ぐはちみつ生産量を誇ります。

また、唯一のマヌカハニー生産国・ニュージーランドでも、100%ニュージーランド産で抗生物質などの混合物は一切認められません。私たちも、近年さらに規格の厳格化が進んでいることを実感しています。

 

国産はちみつも国内で流通している海外産も、生きた酵素や栄養がたっぷり含まれ、はちみつ本来の美味しさを味わうには、「非加熱はちみつ」を選ぶことをおすすめします。

 

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