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偽物マヌカ対策!!

2018.02.17 | はちみつ豆知識

とうとうニュージーランド政府が偽物マヌカ対策に本気で乗り出しました。
ここ数年マヌカハニーの偽物が横行していたので、その対策としてニュージーランド政府が「マヌカハニーであると認める基準」を決定したのです。

その具体的な基準というのは「マヌカに含まれる4種類の物質を一定の基準以上含んでいること」と「DNA検査」です。
物質については専門用語なので名称は難しいのですが、一応記載しておきますと、①3-フェニル乳酸、②2-メトキシアセトフェノン、③2-メトキシ安息香酸、④4-ヒドロキシフェニル乳酸 です。舌をかみそうな名称ですが、この物質をニュージーランド政府が定めた基準以上含まれていれば「マヌカ」という名称を使うことができるのだそうです。
特に①3-フェニル乳酸の含有量は1kgあたり400mg以上を求めていて、結構ハードルが高くなっています。
もしDNA検査と他の3つがクリア出来ていてもこのハードルが高い①が基準に至らない場合は、「マルチフローラルマヌカハニー」、あるいは「ブレンドマヌカハニー」という名称になります。

この基準は今年(2018年)の2月5日から施行されました。ただすでに今の段階でパッキングされたものについては、その販売は6か月間猶予が与えられていますので、当分の間は偽物が交じる可能性は残ります。
それでも、やがて怪しいマヌカハニーは駆逐されていくことになるでしょう。
市場に出回るマヌカハニーの数はこれからかなり減っていくと思われますが、本物を求めている我々にとって今回のニュージーランド政府の決定は、とても良かったのではないかと思います。

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