アーモンドが体に良いということはよく知られていますが、おそらくその火付け役の一つがエドガー・ケイシーによる食事療法だと思います。
エドガー・ケイシーは100年ほど前にアメリカで活躍した治療家ですが、その方法はリーディンという半覚醒状態から潜在意識に入って、患者の病状を適確に診断した上で、アドバイスや食事療法などを教え与え、多くの患者を病から救いました。
ケイシーのリーディンの中には、「生アーモンドを毎日摂取することで癌の予防ができる」というアドバイスがあります。
ケイシーは「毎日、2、3個のアーモンドを食べる者は癌を恐れる必要はない」「日々、生アーモンドを食べ続けるなら、身体に腫瘍を作ったり、そのような体質になったりすることを防ぐ」と言い、アーモンドの持つ治癒力について語っています。
そして最近、このようなケイシーのアーモンドに対する考えを裏付けるような科学的データが、アメリカやヨーロッパの医療機関から出されています。
2001年にはアメリカの医療雑誌『癌通信』が、カリフォルニア大学が行った研究成果を掲載し、アーモンドが結腸癌の予防になることを裏付けるデータを公表しています。また昨年2017年にはボストンのダナ・ハーバーガン研究所が、さらに具体的な研究結果を発表しました。もし、結腸癌経験者が週に57g以上のナッツを食べれば、食べなかった人よりも癌の再発率、死亡率がはるかに低くなるというのです。ナッツ57gとはアーモンドで言えば48粒、カシューナッツで言えば36粒になります。アーモンドは一日7粒、カシューナッツは5粒くらいの割合になります。
このようにアーモンドをはじめナッツ類を摂取すれば癌を予防できることが科学的にも明らかになってきています。そしてさらにアーモンドなどのナッツ類は、癌以外の病気にも効果があることがオランダの医療機関の調査によって判明しました。
オランダの医療機関は20年間にわたり、ナッツと病気の関係を探るために、1万2000人の男女を対象に追跡調査を行いました。そしてその結果、ナッツの摂取量の多さが、癌をはじめ心臓病、呼吸器系疾患、糖尿病、感染症といった病気にかかるリスクを減らすことと関連していることが判明したと公表しました。調査を行った医療機関は「ナッツには全ての慢性病にかかるリスクを減らして寿命を延ばす効果がある」と結論づけています。
さらにアーモンドやナッツ類は、癌や心臓病などの病気予防以外にも美容の分野でもその効果を発揮することが知られています。
タレントの石原さとみさんやミランダ・カーさんがアーモンドをおやつ代わりに食べているそうですが、その理由は、アーモンドなどのナッツ類にはビタミンEが豊富に含まれているからなのでしょう。
ビタミンEは抗酸化作用に優れ、血管を健康に保ち、コレステロールの酸化を抑制したり、赤血球の破壊を防いだりする作用があります。そして、細胞の酸化を防ぎ老化防止になるわけです。
このように病気にも美容にもすぐれた効果をもつアーモンドなどのナッツ類をどのように摂取したらよいのでしょうか。石原さとみさんのようにそのままおやつ代わりに生アーモンドを食べるのも良いでしょうし、アーモンドをハチミツに漬けるのもおすすめです。
作り方はとても簡単で、生アーモンドなどのナッツ類をそのままマヌカハニーなどお好きな蜂蜜にただ漬けるだけです。だいたい一週間くらいすれば美味しく食べることができます。蜂蜜漬けにしておくと賞味期限もあってないようなもので、1年間は十分おいしく食べることができます。小瓶に漬けたものを会社に持っていって仕事の合間などに食べるのもいいでしょう。2、3粒をおやつ代わりに食べれば、脳の疲れもとれますし、少ない量でも不思議と満足しますので、ダイエット中の人にはおすすめです。サラダなどの野菜と一緒に食べるのもいいですね。特にマヌカハニーとタッグを組めば、まさにエクストラスーパーフードの誕生です。
ケイシーは「アーモンドはほかのすべてのものが死んだあとで花を咲かせる。憶えておくがよい。これは生命なのだ!」と言いアーモンドの持つ生命力を讃えています。
マヌカハニーもご存じの通り、マヌカという「復活の木」から採れた生命力にあふれた蜂蜜です。ともに私たちの体に活力を与えてくるパワフルな天然食品です。
生命力が芽生えてくる春、アーモンドと蜂蜜でさらにパワーアップしてみてはいかがでしょう。