世界で流通するマヌカハニーの流通量が、ニュージーランド政府が発表しているマヌカハニー出荷量を大きく上回ると言われる昨今、本物のマヌカハニーを正しく選びたい皆さんへ。
今回は、マヌカハニーについてよくご質問をいただく、「数値が違うと何が変わるの?」「UMFやMGなどの意味は?」にお答えします。
はじめに。マヌカハニーに表示されている数値は、いずれもマヌカハニー特有の抗菌成分に関するもので、マヌカハニーのグレードを表しています。「天然の抗生物質」と称されるマヌカハニーの価値が世界的に認知されるとともに、マヌカハニーに関する新しい表現が溢れ、どう選んで良いか迷う方もいらっしゃると思いますが、ニュージーランド政府が認めた基準は、「UMF®」「MG(MGO)」「MGS」の3種類のみです。
UMFとMG(MGO)の違い
UMFとは?
UMF®(Unique Manuka Factor:ユニークマヌカファクター)は、特有物質・メチルグリオキサールの含有量に応じてグレード(数値)が付けられており、UMFHA(UMFハニー協会)という審査機関による審査を経て、ライセンスを授与した商品にのみUMF数値を表示できます。数字の後ろにつく「+」は「〜」と同じ意味を持ち、たとえばUMF®10+は10%以上、UMF®15+は15%以上のフェノール水溶液(消毒液)と同等の殺菌作用があることを示します。特に、ニュージーランドではUMF®10+以上のなかにはメディカルグレードと呼ばれるものもあり、医療現場でも重宝されています。
なお、医療現場で使用されるフェノール水溶液は、手指・皮膚の消毒用が1.5%~2%、医療用具の消毒用が2%~5%のため、UMF®5+でも十分に殺菌作用があると考えられます。
MG(MGO)とは?
マヌカハニーの特有物質「メチルグリオキサール :Methylglyoxal」の略表記は、MGもしくはMGO。
マヌカハニー1kgあたりのメチルグリオキサール含有量を数値化したものがMG(MGO)と数字で表現され、マヌカハニー1kgに100mg含まれている場合は「MG 100+」と表示されます。
具体的にメチルグリオキサールがどれくらい入っているかが数値化されており、「MGO263+」は「UMF®10+相当」です。
MGSとは?
3つの認証基準のなかでは一番新しいのが、UMFを提唱したピーター・モラン博士によって、2009年に立ち上げられたMGS(MOLAN Gold Standard:モラン・ゴールド・スタンダード)。メチルグリオキサールの含有量によってグレードが分けられ、その純度や質も検査されていますが、UMF®と同様にフェノール溶液との濃度比較により数値化されていて、「MGS8+」は8%のフェノール水溶液と同等の殺菌作用があることを表しています。
ハニーマークスのマヌカハニー
ハニーマークスではUMFHA(UMFハニー協会)の審査を通過した、100%PURE NEWZEALAND HONEY社のマヌカハニーを取り扱っており、販売商品のグレード(数値)はUMFとMGにて表記されています。
また、ボトルタイプ(ガラス容器・プラ容器)のマヌカハニーについては、ラベルに記載されている「Batch Number」により、ニュージーランド政府認定検査機関によるUMF検査証明書をご確認いただけますので、安心してお買い求めください。
3つの認証基準に共通するのは、いずれもグレード(数値)が高いほど抗菌作用が上がり、同時に希少性も増すということ。
市場に出回っている様々なメーカーやグレードのマヌカハニーから、本物のマヌカハニーを購入するポイントは、「ニュージーランド産」「ニュージーランド政府が認証した基準:UMF®、MG(MGO)、MGS」の2点に加えて、マヌカハニーの用途や症状、商品の詳しい情報をお店のスタッフに相談できることも重要です。
(ただし、マルチフローラルマヌカハニー、及びモノフローラルマヌカハニーには認証基準がありません。)
ぜひ、多くの方に本物のマヌカハニーを手に取っていただきたいと思います。
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「そもそもマヌカハニーとは?」に関する詳細は、当サイト内のこちらからどうぞ。